みなさんおひさし風呂です。
achipokoです。(↑変換ミスですが面白いのでそのままにしました)
すっごく更新が久々になってしまいました。
いかに私が春休みデザインから離れていたか、みなさん薄々お判りでしょうが、今はアクセル全開で卒業制作に励んでおります!
それにこのブログは、量より質を重視しているのでちょっと間が空くくらいいのです。
今作っているモノのイメージポスターです。ポスターのデザインはまだ変えますが。
私は卒業制作という四年間の集大成とも言える作品のテーマに、「美しき日本の節句」を選びました。
日本には5つの節句があります。
1月7日‥人日(じんじつ)
3月3日‥桃の節句
5月5日‥端午の節句
7月7日‥七夕(たなばた・しちせき)
9月9日‥重陽の節句(ちょうよう)
これら五節句をもっと身近に、今より手軽に感じられるようなモノ(プロダクト)のデザインを考え、それら五作品を卒業制作とします。
ひとまず今はプレ卒期間なので、五月いっぱいは端午の節句を手がけたいと思っています。
例によって「あと1日あれば…」とならないよう、計画的に進めて行きたいと思います。
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今日は今やってる課題「木のプロダクト〜家族のカタチ〜」の初回の検討会でしたー。
教室に入ったら…、…!!また岩崎先生がいらっしゃる————!!
今回も生徒をズバズバ切ってらっしゃいました笑。
先生方のお話から「なるほど!」と思ったものを書き留めておきます。
今回私は椅子を作ろうと思っているのですが、他のクラスメイトも机や椅子などの家具を作る人が何人かいるようです。
「テーブルを作ります」と言った生徒に対し、先生方は「どんなテーブルか」よりも
「そのテーブルによって使う人をどうさせたいのか」というコンセプトの部分をしつこく聞いていました。
デザインというのは、目的やコンセプトあっての「物」なんですね。
私の好きな吉岡徳仁さんも言ってましたが、デザイナーは「形をデザインする」のではなく「使う人の気持ちをデザインする」のだと。
例えば机を作るとする。
そうしたらその机が、誰がどこで使い、その人をどういう気持ちに持っていく為の机なのか、ということを明確に打ち出さなければならないということです。
「その机を囲む人同士のコミュニケーションを豊かにする」「集中力を高める」「リラックスする」etc…
これらの行為をユーザーから自然に導き出す為に、形のデザインをしていくのです。
ゲーテの立ち机というのをご存知でしょうか?
ゲーテが幼い頃、彼の父親が言ったそうです。
「人間の集中力はもってせいぜい30分〜1時間なのだから、おまえは勉強をする時立ってしなさい」
そうして家具職人に足の長い机を作らせ、ゲーテはその机で立って勉強したそうです。
立って勉強するのが良いか悪いかは置いておいて、ゲーテの父親は自分の考え方を効率的に、しかも自然に「物」によって子供(ゲーテ)にさせたのです。
これこそデザインだと思いませんか?
「集中力を高める」ということをコンセプトに据えてデザインしていくのであれば、「集中できる机」を作るのでなく「集中できる環境」を作ることがデザインなのです。
最初に「机」が来てしまうと、一気に出てくるものの幅が狭くなってしまう。
自分の設定したコンセプトに忠実に制作していくのであれば、今ある既存の名詞に捕らわれず、
コンセプトだけと向き合って形を決定していけば良いのです。
逆に言えば、デザイナーは、天板の形、足の一本一本に至るまで形に対する責任を追わなければなりません。
適当な気持ちで決めたラインや形が、ユーザーの行動に変化をもたらしてしまうかもしれないからです。
前の課題で岩崎先生が「デザイナーは、誰も気づかなかったことを、誰も思いつかなかった方法で解決しなければならない」と仰ってました。
それってめちゃくちゃかっこいいですよね!?
私も常にアンテナを張って、日常から疑問を見つけることを怠ってはいけないなあ、と思った一日でした。
あ、↓の写真は全然関係ない、今日上野公園を歩いていたら見たパフォーマンスの人です笑。
なんと前回の記事でコメントを頂いてしまいました!
Takut_Aさん、ありがとうございます。
誰にも教えてないブログなのに見てくださった方がいたとは…びっくりしました。
ネットってこういうところが面白いですね。
おすすめしてくださった映画も見たいと思います。
作品をそんなに褒めてもらうと照れますね笑。ありがとうございます。
クラスメイトや知り合いに「いいねコレ!」と言われるより嬉しいです。
しかし教授方に講評をしてもらい、まだまだだなあと実感しました。
清水泰博先生、岩崎一郎先生、田瀬理夫先生からの講評をいただきました。
●コンセプト・考え方などとても良い。今すぐに通用する。(3人)
●ラベルのデザインが、果物の方が勝ってしまっている。もっと水道水を立てるデザインにする。親切すぎる。(清水先生、岩崎先生)
●コロナビールについている小袋のライムを入れるように、水道水を「自分でおいしくしている」実感があると尚良いのだが…。(岩崎先生)
褒められたのいちばん上だけか!って一瞬思いましたが、どの先生も私の作品に対して熱心に講評してくださって非常にためになりました。
途中の検討会で言われた「一般人でも手に取る見た目」を目指して進路変更したら(最初はボトルに金魚が現れる仕組みだった)、今度は媚びた感じになってしまったという…。
どれだけ与えるか、というさじ加減は難しいですね。情報をわかりやすく伝えすぎてもスーパーのチラシみたいになるし、与えなさすぎると一般の人は手を伸ばさなくなる。
と言っても、実は自分でもラベルには違和感がありました。
正確にはラベルに違和感があるというより、ラベルとポスターに一本の串が通ってないという感じです。
私の言いたいことは、実はポスターがいちばん表せていると感じていて、もっとあの感じをラベルにも反映できればよかったのですが、
時間の都合上突っ走ってとにかく完成させるしかなかったというのが本音です。
今のラベルだと、第一印象がフルーツの飲料ですが、もっと一発で「水道水!」とわかるようなデザインの方がいいと言われました。
私は完全にはそうだとは思いませんが、確かにあのラベルはオシャレで最近流行のナチュラル系の飲料のラベルに見えます。
そうでなく、新しいジャンルの「水道水」を全面に押し出したようなラベルのデザインにすべきだったかも。
↑ポスターの拡大図。
100円で、500mlペットボトル約1000本分の水道水が買えるということを伝えるビジュアル。
私の弱点
○アイテムの串刺し
○機能や仕掛けにはリサーチと必然性を踏みしめながら制作できたが、ラベルなど平面媒体はまだそれができていない。
今まで「私は立体系だから」とあんまり平面にこだわってきませんでしたが立体の中に平面って含まれてるじゃん!
すこし勉強しよー。
Ecology&Sustainable再び。
検討会の後脱力してた〜
私も周りの評価によってやる気出たり一気にやる気失ったりするからそこは直して行かないと…。
私がやる気あろうとなかろうと時間は進んで行くわけだからね。
写真のようにペットボトルを並べて唸っているわけですよ。
なぜ左3つは飲料のボトルに見えるのに、右の2つは化粧品やら薬やらに見えるのだろう…
逆に、右2つが飲料用ペットボトルの形として普及しないのは何か訳があるんだろうな。
誰か一言で教えてくれないかなぁ。
課題のたびに、こういった日常のギモンが浮かび上がってきます。
よほど、子供電話相談室に年齢を偽って聞こうかと思ったりするくらいです。
しかし今回は開き直り、既存のペットボトルの形を使うことにしました。
時間があれば、今までにない、だけど思わず飲みたくなるようなボトルの形っていうものを考えてみたいと思います。
卒業制作のテーマとして十分通用しそうな問題だな…。メモっとこ
今夜は徹夜だ!!
食後にコーヒー飲もう。余談ですが私はコーヒーを嗜好品としては飲みません。アレは寝ちゃいけないここぞという時に飲むものです。
明日は9時からフナビバイトか。きついな!
しかしきついスケジュールだとテンション上がる&妙に嬉しくなる自分。
こういう気持ちって、みんなにあるものだよね?