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日韓学生パッケージデザインコンテスト受賞・入選作品展
今月から韓国でもやるみたいです。
旅行のついでにぜひ(笑)
詳細はわかり次第upします
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HN:森川 晶 (あだ名:あち、あち子、アチポコ)
東京芸術大学デザイン科4年。
自分自身の記録のためのブログ。
デザインのことを考えてることが多いです。
achi-ko◎desu.ne.jp
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03 May 2024            [PR]  |   |
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今日は今やってる課題「木のプロダクト〜家族のカタチ〜」の初回の検討会でしたー。
教室に入ったら…、…!!また岩崎先生がいらっしゃる————!!
今回も生徒をズバズバ切ってらっしゃいました笑。
先生方のお話から「なるほど!」と思ったものを書き留めておきます。

今回私は椅子を作ろうと思っているのですが、他のクラスメイトも机や椅子などの家具を作る人が何人かいるようです。
「テーブルを作ります」と言った生徒に対し、先生方は「どんなテーブルか」よりも
「そのテーブルによって使う人をどうさせたいのか」というコンセプトの部分をしつこく聞いていました。
デザインというのは、目的やコンセプトあっての「物」なんですね。
私の好きな吉岡徳仁さんも言ってましたが、デザイナーは「形をデザインする」のではなく「使う人の気持ちをデザインする」のだと。

例えば机を作るとする。
そうしたらその机が、誰がどこで使い、その人をどういう気持ちに持っていく為の机なのか、ということを明確に打ち出さなければならないということです。
「その机を囲む人同士のコミュニケーションを豊かにする」「集中力を高める」「リラックスする」etc…
これらの行為をユーザーから自然に導き出す為に、形のデザインをしていくのです。

ゲーテの立ち机というのをご存知でしょうか?
ゲーテが幼い頃、彼の父親が言ったそうです。
「人間の集中力はもってせいぜい30分〜1時間なのだから、おまえは勉強をする時立ってしなさい」
そうして家具職人に足の長い机を作らせ、ゲーテはその机で立って勉強したそうです。

立って勉強するのが良いか悪いかは置いておいて、ゲーテの父親は自分の考え方を効率的に、しかも自然に「物」によって子供(ゲーテ)にさせたのです。
これこそデザインだと思いませんか?

「集中力を高める」ということをコンセプトに据えてデザインしていくのであれば、「集中できる机」を作るのでなく「集中できる環境」を作ることがデザインなのです。
最初に「机」が来てしまうと、一気に出てくるものの幅が狭くなってしまう。
自分の設定したコンセプトに忠実に制作していくのであれば、今ある既存の名詞に捕らわれず、
コンセプトだけと向き合って形を決定していけば良いのです。

逆に言えば、デザイナーは、天板の形、足の一本一本に至るまで形に対する責任を追わなければなりません。
適当な気持ちで決めたラインや形が、ユーザーの行動に変化をもたらしてしまうかもしれないからです。

前の課題で岩崎先生が「デザイナーは、誰も気づかなかったことを、誰も思いつかなかった方法で解決しなければならない」と仰ってました。
それってめちゃくちゃかっこいいですよね!?
私も常にアンテナを張って、日常から疑問を見つけることを怠ってはいけないなあ、と思った一日でした。

あ、↓の写真は全然関係ない、今日上野公園を歩いていたら見たパフォーマンスの人です笑。


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03 November 2010            ムサビ芸祭  |  日常  |  TB:  |  C:0  |
月曜日、ムサビの芸祭(最終日)に行ってきましたよー。



一言で言うと、非常に刺激を受けましたね。
未来を担うデザイナーの卵は、自分たちだけだと思ったら大間違い笑。
良いと思った作品もいくつかありましたが…まあ、ここで他校の学生の作品を紹介してもしょうがないので、そういうのはやめておきます^^

私の気持ち的にも、作品を見に行ったというより、刺激を受けにいったという感じですし。

芸大、多摩美、武蔵美。または他の大学や専門学校。何が違うのかと言われても芸祭に行ったくらいじゃわかりませんね。
未来のライバル達の存在を見せつけられて、これはうかうかしていられないな、と。
本当は今月発売のゴッドイーター&来月発売のモンスターハンターをやりたくてしょうがないのですが、春休みにとっておきます笑。



>Takut_Aさん
またもやコメントありがとうございます。
いつも長い記事をじっくり読んでくださっているようで嬉しいです。
ブログを書くモチベーションも上がります。

確かに「世界を変えるデザイン」はまだ認知度が低いですが、いずれ今より多い数のデザイナーが、そっちの方向に向かわざるをえないだろうと私は考えています。
今の日本は高度経済成長期も終え、だいぶデザインの市場が煮詰まってきてしまっているからです。
「世界を変えるデザイン」はただの慈善事業でなく、現在の発展途上国を未来の巨大な市場として捉えています。
いずれ、今は日本に安価で木材を輸出している発展途上国からの輸入が途絶えるでしょう。
そうなった時に、日本のデザイン、産業から工業まで、一体どう変わるのか。
デザイナーは、いずれ来る「その時」に向けて、今から思考をシフトしていかなきゃならないと思っています。

…なーんて、時代の流れを読める人間になりたいなー、とか、電車に乗ってるときとか考えたりしています。
29 October 2010            チェブラーシカ  |  本/映画など  |  TB:  |  C:0  |
バイト先の予備校の油画科の先生が「いい」と言ってたので見てみました。
う〜ん、たしかに、いい…。
子供向けと言えど、なんか噛めば噛むほど味が出てきそうな作品ですね。



☆☆☆★★

キャラクターがどれもとても可愛くて、グッズを持ってる女子の気持ちがわかりますね。
ただ全体の雰囲気が、何となく切ないというか寂寥感すら感じます。私だけかな?
所々で流れるロシア音楽のせいでしょうか。

子供向けのアニメというのは、大人もたまに見るといいと思うんです。
なぜなら子供が夢中になって見てるものを、大人も共有できるから。
ちょっと意地悪なキャラクターが出てきたら「わるいやつだ!」と腹を立てて、主人公が酷い目にあったら「かわいそう」と自分も悲しい気持ちになり、
でも最後はみんな仲良くなって「よかった」とホッとする。
そんな心の変化を子供と同じように感じられるかどうか、重要だと思うんです。
たぶんうちの母は見ていられないと思うなあ…。

そういう意味で「けいおん!」を見て「あずにゃんはあのまま育てば大河になるから楽しみ」とかマジで言えちゃううちの大学のF崎教授はすごいと思います笑。
だって教授は大人で、すごい仕事もしてるのにそこは大学生と同じレベルになれるんだから。

さておき、映画を見ていて国によってカラーが違うなと常々感じるわけですが、
子供向けアニメになるとより一層国民性の違いが顕著に表れるなあ、と思いました。
同じ子供向けのアニメでも、やっぱりアメリカの「スポンジ・ボブ」とは大分感じが違いますしね。



チェブラーシカの名言。
「僕がこの荷物を持つから、ゲーナは僕を運んでよ」
ちょwww
「名案だ」と言ってその通りにするゲーナは人が良い、というかワニが良いなあ…
27 October 2010            飲み会続きの日々  |  日常  |  TB:  |  C:0  |
昨日は、特別講義にいらした内田洋行(小学校等の教材製造シェアNo.1の会社)の若杉浩一先生に誘われ、八丁堀の本社での飲み会に参加してきました。
私は風邪が悪化してきたので2時間くらいで帰ったのですが…。

内田洋行のデザイン部の人たちは毎週のように会社のエントランス(半分屋外)で飲み会を開いてるそうです。
手作りの屋台を出して、しかも出てくる料理も社員さんの手作り(というかマルエツのお惣菜)。
昔は会社の打ち上げもコンパニオンに頼んで300万ほどかけてやっていたそうなんですが、今は社員さんが全部用意して、150万くらいで自分たちで準備しているそうです。
外国からのお偉いさんが来たときも同様だそうで、赤坂や銀座の料亭に連れて行くより喜ぶんだそうな…。

それはやはり「もてなしの心」だと思います。
お金をかけて高級な店に連れて行くというのも確かに「もてなし」ではありますが、
その食事が、もてなす側が一生懸命準備したものだとわかると、たとえマルエツのお惣菜でも(笑)おいしく感じてしまうという…
「おいしい」というのは実体じゃなく、「嬉しい」というソフトウェアがそう感じさせるんだ、と若杉先生は仰っていました。
確かになー。物ありきではなく、人があっての物だもんなー。
最近ブログが長くなってきているので今日は短く終えよう。寝て風邪を治そう。



先週「世界を変えるデザイン展 vol.2」に行ってきました。
最終日の夕方、滑り込みで。場所は有楽町の無印良品。



この「世界を変えるデザイン展」は今年の6月にもミッドタウンでやっていたのですが、
私は大学の古美術研修旅行で京都に行ったりでいろいろと忙しく、行くことができませんでした。
世界を変えるデザインとは、具体的にどういうことかというと…

世界の全人口65億人のうち、90%にあたる58億人近くは、私たちの多くにとって当たり前の製品やサービスに、まったくといっていいほど縁がない。
さらにその約半分近くは、食糧、きれいな水、雨風をしのぐ場所さえ満足に得られない。
この残りの90%の人々の生活を良くするには、何が必要なのだろうか。

「思い」だけでは、何も変わらない。お金の援助も、それだけでは不十分。
実際に人々のライフスタイルを改善する、具体的な「もの(製品)」が必要なのだ。
消費社会にあふれる「もの」とは少し異なる、世界を変えるための「もの」。
世界には、そんな「ものづくり」に取り組む人々が大勢いる。
デザイナー、エンジニア、学生、研究者、建築家、社会起業家、そして現地の人々。
彼らはグローバルに連携しながら、世界中のすべての人が食料や水、住まい、保健衛生、エネルギー、教育、などを得られるようにする方法を生み出している。
彼らは、この世界の「本当のニーズ」に目を向け、その先に夢を見ている。(シンシア・スミス著「世界を変えるデザインより)

つまり、「デザイン」と聞くとほとんどの人がおしゃれな家具や新型のipod、車などを思い浮かべますが、
そういったデザインは世界の10%にも満たない富裕層の為のデザインだ、ということです。
残り90%のためのデザインをやっているデザイナーも、まだ全体のデザイナーの10%に満たないそうですが…。

私が始めにこういったデザインがあると知ったのは、恥ずかしながら大学に入って2年も経ってからでした。
はっきり言って目が覚める思いでした。私がデザインだと思っていたデザインは何て生ぬるいのだろうと。


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