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日韓学生パッケージデザインコンテスト受賞・入選作品展
今月から韓国でもやるみたいです。
旅行のついでにぜひ(笑)
詳細はわかり次第upします
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HN:森川 晶 (あだ名:あち、あち子、アチポコ)
東京芸術大学デザイン科4年。
自分自身の記録のためのブログ。
デザインのことを考えてることが多いです。
achi-ko◎desu.ne.jp
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03 May 2024            [PR]  |   |
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22 October 2010            Ecology&Sustainable■講評2■  |  制作  |  TB:  |  C:0  |
まだ続きます、Ecology&Sustainable。
私の講評以外で先生方が言った言葉をメモっておこう。
特に岩崎先生はグッドデザイン賞の審査員なだけに、作品に鋭く切り込んで、的確な言葉でその作品の弱い所を突いてきます(笑)。

●機能や目的に特化しすぎると、情緒や感覚的な良さが失われがちになる。無理が出てくる。
「情緒」という言葉、いいですね。デザインには情緒が必要だと思います。
●見せ方によって、見え方は全っ然変わる!
クラスメイトに、ゴミになるものを使ってアクセサリーを作った子がいました。
その子に対し岩崎先生が「ゴミになるはずのものが新しい命をもらった、みたいな美しい言葉選びをしてあげると見え方が全然変わってくる」と言い、
そのキャッチフレーズを聞いた瞬間、確かに変わって見えてきました。

●何か新しいこと「思いついた!」同時に同じこと考えてる人は世界中にゴマンといる。
→つまり自分のこだわり、オリジナル、セールスポイントを徹底的に徹底しないと、誰かの何かをなぞった見たことのあるものになってしまう。
●自分の好き嫌い、好み、個性は一切入れず、あらゆる選択の場面で客観的に、データに基づいて取捨選択していく。
この二つは一見矛盾してますが、そういう意味じゃないんですよね。長くなるのでその気になった時に詳しく書こうと思います。
●一度自分が完全に、作る側から客側(一般人側)に行ってみる。
●ロゴマークはめっちゃ重要。マークひとつが、そのデザインや企画全てを表していなければならないから。ロゴマークひとつで、5分はプレゼンできるような思いをこめる。
●デザインで重要なのは、ものを作る前の段階である。リサーチやサーベイ、実験などを繰り返し、常に必然性を踏みしめながら進んでいく必要がある。
手を動かしてものを作ることがメインではない。形をつくることは、目的の為の手段にすぎない。
例えば△×展のポスターを作る時
× 目を引くかっこいいグラフィックのポスターを作る。
○ △×展の内容が一目で分かるようなポスターを作る。
例えば家を建てる時
× 賞を取るようなスタイリッシュでおしゃれな家を造る。
○ そこに住む家族が住みやすく、長く愛着が持てる家を造る。

●アートは自由に爆発してかまわないのに対して、デザインは、謙虚さが大事である。
素材、場、空間などに対して、出しゃばりすぎては行けない。

いちおー自分にわかるようにまとめておいた。
Ecology&Sustainableはひとまずここで終了。
もう次の課題は始まっています。うわー
次の課題は「家族のカタチ 〜木のプロダクト〜」。
木を使って、この抽象的なテーマにどうアプローチしていくかですね。
今回言われたことをいかして弱点を克服したいと思います。
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22 October 2010            Ecology&Sustainable■講評■  |  制作  |  TB:  |  C:0  |
なんと前回の記事でコメントを頂いてしまいました!
Takut_Aさん、ありがとうございます。
誰にも教えてないブログなのに見てくださった方がいたとは…びっくりしました。
ネットってこういうところが面白いですね。
おすすめしてくださった映画も見たいと思います。
作品をそんなに褒めてもらうと照れますね笑。ありがとうございます。
クラスメイトや知り合いに「いいねコレ!」と言われるより嬉しいです。

しかし教授方に講評をしてもらい、まだまだだなあと実感しました。
清水泰博先生、岩崎一郎先生、田瀬理夫先生からの講評をいただきました。

●コンセプト・考え方などとても良い。今すぐに通用する。(3人)
●ラベルのデザインが、果物の方が勝ってしまっている。もっと水道水を立てるデザインにする。親切すぎる。(清水先生、岩崎先生)
●コロナビールについている小袋のライムを入れるように、水道水を「自分でおいしくしている」実感があると尚良いのだが…。(岩崎先生)

褒められたのいちばん上だけか!って一瞬思いましたが、どの先生も私の作品に対して熱心に講評してくださって非常にためになりました。
途中の検討会で言われた「一般人でも手に取る見た目」を目指して進路変更したら(最初はボトルに金魚が現れる仕組みだった)、今度は媚びた感じになってしまったという…。
どれだけ与えるか、というさじ加減は難しいですね。情報をわかりやすく伝えすぎてもスーパーのチラシみたいになるし、与えなさすぎると一般の人は手を伸ばさなくなる。

と言っても、実は自分でもラベルには違和感がありました。
正確にはラベルに違和感があるというより、ラベルとポスターに一本の串が通ってないという感じです。
私の言いたいことは、実はポスターがいちばん表せていると感じていて、もっとあの感じをラベルにも反映できればよかったのですが、
時間の都合上突っ走ってとにかく完成させるしかなかったというのが本音です。
今のラベルだと、第一印象がフルーツの飲料ですが、もっと一発で「水道水!」とわかるようなデザインの方がいいと言われました。
私は完全にはそうだとは思いませんが、確かにあのラベルはオシャレで最近流行のナチュラル系の飲料のラベルに見えます。
そうでなく、新しいジャンルの「水道水」を全面に押し出したようなラベルのデザインにすべきだったかも。


↑ポスターの拡大図。
100円で、500mlペットボトル約1000本分の水道水が買えるということを伝えるビジュアル。


私の弱点
○アイテムの串刺し
○機能や仕掛けにはリサーチと必然性を踏みしめながら制作できたが、ラベルなど平面媒体はまだそれができていない。

今まで「私は立体系だから」とあんまり平面にこだわってきませんでしたが立体の中に平面って含まれてるじゃん!
すこし勉強しよー。
20 October 2010            Ecology&Sustainable  |  作品  |  TB:  |  C:1  |
>命題
「Ecology&Sustainable」−地球へ向けてのデザイン−
●自分の身の周りにあるもの・状況を観察し実際に見たもの、体験した場から、持続可能でエコロジカルな提案を考える。
●デザイン提案には「日常性」「社会性」「地域性」が表現されていること。


>提案
SUI DO SUI +Lemon


フレーバーウォーター(レモン)
540ml ¥100
水道水にビタミンCを入れることで
塩素と反応し、臭いを消す効果がある。

>日本人にとっていちばん身近な水、水道水。

軟水で飲みやすく、非常に質の高い日本の水道水。
これが飲料用として普及しないのはなぜだろうか?
「水道水はおいしくない」というイメージがついてしまっているからだろうか?
水道水でない水を買って飲んでいる方が、なんとなくオシャレで都会的だからだろうか?
外国産のミネラルウォーターでなく、私たちにとって身近で、しかもとってもリーズナブルな日本の水道水を、
もっとみんなが飲んでくれるようにという思いから生まれた「SUIDOSUI」。
水道水をおいしく飲むためのちょっとした工夫に注目した商品。
1、15℃以下に冷やすことと。
2、ビタミンCを数滴入れるということ。


16 October 2010            ‘らしい’形  |  制作  |  TB:  |  C:0  |


Ecology&Sustainable再び。

検討会の後脱力してた〜
私も周りの評価によってやる気出たり一気にやる気失ったりするからそこは直して行かないと…。
私がやる気あろうとなかろうと時間は進んで行くわけだからね。

写真のようにペットボトルを並べて唸っているわけですよ。
なぜ左3つは飲料のボトルに見えるのに、右の2つは化粧品やら薬やらに見えるのだろう…
逆に、右2つが飲料用ペットボトルの形として普及しないのは何か訳があるんだろうな。
誰か一言で教えてくれないかなぁ。
課題のたびに、こういった日常のギモンが浮かび上がってきます。
よほど、子供電話相談室に年齢を偽って聞こうかと思ったりするくらいです。

しかし今回は開き直り、既存のペットボトルの形を使うことにしました。
時間があれば、今までにない、だけど思わず飲みたくなるようなボトルの形っていうものを考えてみたいと思います。
卒業制作のテーマとして十分通用しそうな問題だな…。メモっとこ

今夜は徹夜だ!!
食後にコーヒー飲もう。余談ですが私はコーヒーを嗜好品としては飲みません。アレは寝ちゃいけないここぞという時に飲むものです。
明日は9時からフナビバイトか。きついな!
しかしきついスケジュールだとテンション上がる&妙に嬉しくなる自分。
こういう気持ちって、みんなにあるものだよね?
13 October 2010            どんどん普通に…  |  制作  |  TB:  |  C:0  |
「Ecology&Sustainable」
私の考えている「みんなが水道水を飲むようになる」水のペットボトル。
始めはコンビニ等で販売。中身は水道水。中身がなくなったら各自で水を入れる。
水道水は塩素の臭いでおいしくないとよく言われるが、15℃以下に冷やすと臭いが気にならなくなり、おいしく飲める。
写真では見づらいが、金魚が特殊な塗料で描かれていて、15℃以下の飲み頃まで冷えるとくっきり現れ、水の温度が上がると消えて行くという仕組み。



検討会で言われたことについて納得がいかなくて、ほか2名の先生にも相談したら違う視点からの意見も貰えてだんだん納得してきた。
納得できない部分もあるから、そこは聞かないけどね笑。

ところで去年モデリングの授業で聞いたイタリア車と日本車の違いの話を思い出した。
日本車はデザイン画ができて最終的に車になるまでの途中の行程で、何度も企業のお偉いさんが見に来て、何かしら口を挟んでいくらしい。
それらをいちいち聞いて修正していくと、だんだん個性のない今までにあるような形になっていく。
結果、日本の車は角が取れておおむねどれも似たような形を持つ一般向きのアクのないデザインになる。
対して、イタリア車は最初から最後までデザイナーの意思が通される。だからちょっと癖のある尖ったデザインの車が多い。かっこいいよね、イタリア車。

なるほどー、と思ったよ。
もちろん、それは形やシートとか、外見的な要素の話だと思うけど。
性能で言えば日本車はすばらしいもんね。(話はそれるが、以前高速道路で火を噴いてるフェラーリを見たことがある)

母(芸大工芸科卒)にも意見を聞いたら、「このボトルは私たちアートやデザインに携わってる人間にはウケるかもしれないけど、一般人が抵抗なく手にとるかを考えるとどうかなあ?」
と言って、うちのいとこ家族の名前を出した。「例えば丸山家がこの商品を買うと思う?」
丸山家は良い意味でとても普通の家庭で、着るもの、住む場所、旅行先の選び方、教育、考え方すべてにおいて世間ずれしていないいわゆる一般的な家庭だと私は思っている。
ああいう家庭ではいい子が育つに違いないっていう。

うーん、丸山家は買わなそう!
スーパーに行ってこの商品があっても、いつもの「六甲のおいしい水」の方を手に取るだろうな…。
そう考えると私の提案は少し自分側寄りになっていたんだなー。
でもさっきのイタリア車の話じゃないけど、そういうこと考えて行くとかっこいいものって作るの難しいな!!!
一般にウケなきゃいけないし、売れなきゃ意味がない。でもかっこいいもの作りたい。

教授たちだって私と同じ、作る側の人間なのに、教授の意見を全て聞いていると一般人が考えそうなものになっていく…。
一般人にも抵抗なく受け入れられ、作る側の意向も崩れてない、かっこいい、そんな商品をデザインしてみたいなあ。
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